ほらショートヘアを
なびかせたあの子
やけに気になりだしたなぜか
なぜか
今アップビートの弾けた風で
口に入った砂
誰もが忘れる畦道を
静かに舐めてく風走り
知らないあの子と自転車で
すれ違ったその瞬間
風走らせたあの子に
やや熱い視線
焦らせたその仕草に
焦らせたこの季節に
連れて行かれたら
口に入りかけてた髪が
髪が
今ダウンビートの静かな風と
絡み合った時間
畦走らせたあの子は
多分風
焦らせたあの仕草は
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